ハルカさんのこと その5(2016年2月14日 東高円寺ロサンゼルスクラブ 出会いその2)

地下のライブはシステムが普通のライブと異なっている。

せんさんの生誕ライブの時は出る人数も少なく主催だったからあまり迷わなかった。

でも、この時はまず入場でよく分からなかったことを覚えている。

ゆうちゃんの予約で入ったのだけど、演者さんに「ゆうちゃん」がなかった。

それで、受付の人も「???」ってなってて、僕は写真とか見せたんだけど、分かるわけないよね。

でも、そういうことは今なら分かるけど、当時は全然わからなかった。

最後のページに纏めて名前が有って、今考えると「星空キルクス団」で予約が入っていたんだと思う。

その辺に関しての説明が全く無かったので色々と戸惑った。

そして、会場は東高円寺ロサンゼルスクラブ。

この会場は特殊で地下のライブハウス。

ライブハウスに入ったら更に地下がある。

地下1階と地下2階があるイメージ。

で、地下1階から地下2階のステージを入って見てた。

地下って言葉が色々出てくるので、地下現場って言葉にするけど、地下現場のライブは2回目。

でも、前回は演者さんが男装さんメインだったから今回と全く違う。

ヲタ芸しまくってる。

そして、やっぱり狭い。

それを見ての第一印象は「サバトみたい」って。

そう思ったのも凄くよく思っている。

普通のライブハウスと比べて東高円寺ロサンゼルスクラブが特殊なライブハウスなんだけど、そういう部分も含めて色々怪しい。

とりあえず、ステージは気づくと進んでいく感じ。

最初の方の演者さんはアニメの話とかしてた気がする。

だから、その人はしらすちゃんだったんだじゃないか? って思ったりもする。

そして、ハルカさんの出番。

ハルカさんを見て最初に思ったのは「可愛いなぁ」ってのは覚えてる。

この日のハルカさんはハルカTを着てた。

ハルカTは後で知ったけど、この時はまだできたばかりだったらしい。

恒例の挨拶の「ハルカー!」「彼方までー!」ってやり取りもやっていたのは覚えている。

この日のセトリは以下の3曲。

1 アイヲウタエ(春奈るな)
2 TERMINATED(茅原実里)
3 Get No Satisfaction(坂本真綾)

ハルカさんの選曲に関しては色々思うところがある。

結構他の人に比べて独特。

そして、僕と音楽の趣味が全く合わない。

この日歌った「アイヲウタエ」と「Get No Satisfaction」は知らない曲だった。

一時期、茅原実里さんのオタクをやっていたから「TERMINATED」は凄く知っていた。

そして、この日、もしセトリにこの曲が入っていなかったら僕はハルカさんを好きにならなかったかもしれない。

「TERMINATED」の最後のところで左手を横に上げていた。

そのシーンが僕にはたまらなく神々しく見えた。

分からないけど、あの日、あの時、僕の心は奪われていたのかもしれない。

歌っている時は神々しく、MCの時は独特の雰囲気で柔らかな感じが有った。

そういう部分について凄く覚えている。

映像も何も残っていないけど、この日のハルカさんは凄く目に焼き付いている。

地下って呼ばれる現場に何度も行って、何人もの演者さんを見てきたけど、正直ほとんどの人が記憶に何も残らない。

初見が目に焼き付いてる人は本当に稀で、ハルカさんは他の海千山千の演者さんと比べて力がある人なんだろうって思う。